燕商工会議所(新潟県)に事務局を置く共同受注グループ「磨き屋シンジケート」がこのほど、「イノベーションネットアワード2014」の「一般財団法人日本立地センター理事長賞」を受賞。6月20日、都内で行われた受賞式で表彰された。
磨き屋シンジケートは平成15年、不況による受注減少に危機感を持った地元の研磨業者を中心に結成された。直近1年間で、金属製カップ2億円、店舗什器1億5000万円、海外販路開拓7000万円など数々のマッチングを実現している。今回、国内外からの受注増や後継者育成、自社ブランドの立ち上げで先端産業からの受注に結び付けている点などが評価された。
イノベーションネットアワードは、新事業・新産業創出を目的とした地域産業支援プログラムの優れた先進事例を評価し普及するための顕彰制度。今年は全国7つの事業を表彰した。
同所は、「商工会議所の地道な会員サービスがこのような大きな受賞につながり大変うれしく思う。これからも地域の企業とものづくりの課題に取り組んでいきたい」と話している。
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