日本・東京商工会議所国際部に事務局を置く日智経済委員会国内委員会は7月30日、チリ・サンチアゴで、中南米諸国歴訪中の安倍晋三首相のチリ訪問に合わせて、チリ側のカウンターパートである智日経済委員会チリ国内委員会と懇談会を開催した。
懇談会には、安倍首相を交え、日智経済委員会の小島順彦委員長代理ら両国経済界トップ約20人が出席し、日本の成長戦略、TPP、太平洋同盟、アジア・太平洋安全保障、日本の対チリ協力などについて意見交換。安倍首相は、第一次安倍内閣の2007年に日智EPAを発効したことに触れ、「私にはチリとの関係を発展させる使命がある」と表明。EPAによって両国間の良好なビジネス環境が整備されていることを高く評価した。TPPについては、「新たな貿易投資のルール作りと経済連携の強化に積極的に貢献したい」と述べ、日本とチリで協力してリーダーシップを発揮していく考えを示した。
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