大野商工会議所女性会は11月8、9日、市内の観光交流施設で開催された「越前おおの産業と食彩フェア」の会場で、お茶席とチャリティーバザーを実施した。同フェアは、地域の商工業を市内外に発信して地場産業を活性化させようと、同所が毎年開催している大型イベント。今年は市内の77の企業が出展して自慢の技術や商品をPRしたほか、大野名産のサトイモや米の試食販売会、郷土料理「のっぺい汁」1000人分の無料提供なども実施。盛りだくさんのイベント目当てに、2日間で約1万6000人が来場した。
同女性会のお茶席は、幕末の大野藩主・土井利忠の住居だったと伝えられる建物を移築した「藩主隠居所」が会場に。メンバーが一席300円で抹茶と和菓子を振る舞い、「広々とした日本庭園を眺めながらの一服は心が落ち着く」と女性や年配客の好評を博した。オリーブ油やカモミールなどの精油を使ったメンバー手づくりの石けんも人気で、売上に貢献した。
玉木千代美会長は、「地域の皆さんのご厚意で、今回の売上の一部を福祉施設などに寄付することができた。今後も社会福祉に役立つ活動を続けていきたい」と抱負を語った。
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