湯沢商工会議所青年部(秋田県、湯沢YEG)は8月7日、同所駐車場で「ゆざわの夏祭り」を開催した。湯沢市では毎年8月、浮世絵や美人画が描かれた大小数百の絵どうろうがまちを彩る伝統行事「七夕絵どうろうまつり」が開催されるが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となり、「代わりに楽しめるイベントを」と企画した。
当日は、昨年の行事で使用した「絵どうろう」10点を会場に展示。地元の飲食店が屋台やキッチンカーで出店したほか、和太鼓グループ「豊穣太鼓」がパフォーマンスを披露し祭りを盛り上げた。また、疫病を収める妖怪アマビエや人形道祖神カシマサマのイラストに色を付ける絵どうろう塗り絵体験も実施した。
イベント開催については賛否両論あったが、地域の人々を少しでも元気にしたいと開催を決定。スタッフの健康管理やマスクの着用、会場のこまめな消毒、コイントレイの使用などはもとより、来場者にもマスク着用や手指の消毒、入場時に健康同意書に記入してもらうなど感染防止対策を徹底した。
同YEGは、「多くの来場者を迎えイベントは盛会のうちに終えることができた。これがきっかけとなり、地域の活性化につながれば」と話している。
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