各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
前橋商工会議所は、4回目の出店となった今回、前橋市内のお茶専門店山都園(やまとえん)と、素材にこだわった菓子製造モン・コナモンから逸品を紹介した。山都園は、日本橋・山本山で大番頭をしていたという初代が1913(大正2)年に前橋で創業。同店のお茶は合(ごう)と呼ばれるお茶の調合技術で「お茶通のお茶」として知られている。
今回は、人気のほうじ茶「HOUJICHA」と、玄米をブレンドした「まえばし玄米ほうじ茶」を出品した。玄米ほうじ茶は、前橋市後閑町(ごかんまち)で収穫された「ひとめぼれ」をローストしてほうじ茶とブレンド。豊かな味と香りは水出しでも楽しめる。初代をモチーフにしたイラスト入りのパッケージも印象的だ。
モン・コナモンは、有精卵と厳選素材でつくる「シキシマプリン」がインターネット販売で好評の菓子店。今回は、前橋産の米粉を使い、グルテン(小麦粉)・卵・乳製品フリーでつくった「米粉クッキー」を出品した。
味はプレーン、抹茶、ほうじ茶、竹炭の4種類で、抹茶味とほうじ茶味は山都園のお茶を使用。昨年、「地域うまいもんマルシェ」へ出店したことをきっかけにコラボレーションして開発したものだという。 「事業者間を結ぶ場になったのも一つの成果」と同所。ブースでは試食・試飲も実施して来店客に逸品をアピールした。
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