三村会頭 若さと情熱に期待
日本商工会議所青年部(日本YEG、伴靖会長)は2月18~20日まで、岡山市で「第35回全国大会吉備の国おかやま大会」を開催した。大会では、会員総会や分科会をはじめ各種会合を実施。20日に行われた記念式典には、三村明夫日商会頭はじめ来賓として、北村経夫経済産業大臣政務官、伊原木隆太岡山県知事、大森雅夫岡山市長らが出席し、約6000人のYEGメンバーが交流を深めた。
全国大会は、商工会議所の一翼を担う全国各地の青年経済人が、次代への先導者としての意識の高揚を図ることなどを目的に、毎年開催している。今年度のキャッチフレーズは「今を超えろ! 咲き誇れ! We are the YEG」。YEGメンバーが日本や地域の課題を解決し、次代を築くために、多くの学びと気付きを得て、自分自身、企業、地域そしてYEGそれぞれが今を超えることを目指すというメッセージが込められている。
冒頭にあいさつした伴会長は、「人のつながりが力になる。つながりを高め、志を持って取り組めば、必ず地域、そして日本は良くなると確信している。この岡山の地でそれを実感していただきたい」と大会への意気込みを語った。また、「YEG活動の積み重ねが、地域、企業、日本をつくっていくという思いを持って、これからも取り組んでいこう」と全国のYEGメンバーの結束を呼び掛けた。
続いてあいさつした三村会頭は、商工会議所として取り組むべき課題として「中小企業の経営支援」「地方創生の推進」「人手不足と人口減少・少子化対策」の3点を指摘。また、「商工会議所の果たすべき役割は極めて大きく、リーダーシップに期待が集まっている」と述べ、商工会議所の活動を支えるYEGについて、「次世代を担う青年部の活動に大いに期待している。若さ、情熱、広い視野こそ今の日本に必要」とエールを送った。さらに「日本の新たな再出発は実行あるのみ」と強調し、地方創生、中小企業の活力強化に向け、YEGのさらなる協力を呼び掛けた。
次回の全国大会は、平成29年2月23~26日に北海道岩見沢市で開催する。
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