伝えていきたい日本の技 秋田銀線細工

秋田商工会議所(秋田県秋田市)

秋田銀線細工をアレンジ。右から、アクリル製「ボトルストッパー」、ガラス製「ぐいのみ」、秋田の風景を表現した裁縫用の指ぬき「シンブル」(撮影:加藤正博)

今月は、秋田県伝統工芸品で純銀線を素材とする銀線細工の、新しい取り組みをご紹介します。

銀線細工の技法は、平戸の貿易港を通じて欧州・東南アジアから伝わったとされています。秋田は日本最大の銀の産出地だったことから、歴代秋田藩主により、武器やキセル、かんざしなどの装飾品の保護奨励を受けて金工技術が発展。白銀色の優美な細工はすべて手づくりで、アクセサリーを中心に受け継がれています。

既によく知られている秋田銀線細工を、世界的なブランドとしてより高めていくために、秋田商工会議所では2017年、市場性・実用性に優れた独創的で魅力あるアイデアを募るデザインコンペを開催しました。受賞した3案は、現在は商品化に向けてブラッシュアップが進められています。

城下町・秋田の伝統技術はその良さを残しながら、新たな市場の開拓に乗り出しています。

お問い合わせ

秋田商工会議所(あきたしょうこうかいぎしょ)

TEL:018-863-4141

HP:https://www.akitacci.or.jp/local/kogei/

※月刊石垣2019年7月号に掲載された記事です

次の記事

伝えていきたい日本の技 別府竹細工

別府竹製品協同組合

今月は、別府市の伝統工芸である竹細工をご紹介します。別府の竹細工について記された最も古い記述は日本書紀に見られ、九州行幸をされた景行(けい...

前の記事

伝えていきたい日本の技 LUCKY12

ヤマ亮横井製陶所

今月は、干支をモチーフにしたかわいい美濃焼の器をご紹介します。美濃焼は、岐阜県東濃地方でつくられている陶器のこと。この地方で良質な粘土が...

関連記事

伝えていきたい日本の技 旅行用トランク「タイムボイジャー トロリー」 無料会員限定

安達紙器工業

今月は、レトロなデザインが目を引く、バルカナイズド・ファイバー製のトランクをご紹介します。バルカナイズド・ファイバーとは紙の一種で、木材...

伝えていきたい日本の技 やきものアクセサリー

鈴研.陶業

今月は、美濃焼タイルの装飾技術を生かしてつくられた、モダンなアクセサリーをご紹介します。岐阜県南部は良質な陶土を産出し、陶器を焼く燃料の...

伝えていきたい日本の技 DAYBREAK

金箔押 山村 GOLDREAM

今月は、京都で培われた伝統技術・金箔押を革に施したブランド、GOLDREAM(GOLD+DREAM=『金箔の夢』の意)をご紹介します。金箔押とは、世界で最...