地域を支える観光 vol.3 地域エゴ超え市場目線で

観光分野における広域連携の目的は需要創造である。地域が有する観光資源や交通インフラが異なり、これによって地域ごとに観光関連ビジネスの集積の質量が異なっている。持てる地域と持たざる地域があり、それぞれの地域が考えている観光振興の中身が異なっている。

観光振興における広域連携とは、弱者救済のための連携ではなく、構成員全員がより強くなるためのものでなければならない。自分たちの地域をより高く、より多くの観光客に売って、地域経済活性化の原資となる十分な量の観光消費を得るための取り組みである。

求められる内と外の戦略

連携手法には、内を固めることと、外に打って出る2つの方向がある。自分たちの商品をより高く売るためにはブランディングが必要であるから、前者をインナー・ブランディング、後者をアウター・ブランディングと読み替えてもらってもよい。

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