経済産業省と文部科学省による第6回「キャリア教育推進連携表彰」において、最優秀賞を受賞した日向商工会議所(宮崎県)の表彰式が1月17日に行われた。表彰式は「平成28年度キャリア教育推進連携シンポジウム」の中で実施された。
同所では、「日向の大人はみな子どもたちの先生」を合言葉に、日向で働く大人たちが市内の小・中・高等学校に出向き、子どもたちに「働く喜びと苦労」について本音で語りかける「よのなか教室」を実施。学ぶ意味や将来の夢について考えさせる授業を行い、好評を博している。
「よのなか教室」の教壇に立つ「よのなか先生」の登録数は約100人。職種も看護師や栄養管理士、新聞記者、自動車販売業、建設業など多岐に渡っている。講師にも、モデル授業や交流会などの研修を行い、大人にも役に立つ事業へと成長している。
また、シンポジウムでは、経済産業省による第7回「キャリア教育アワード」において、奨励賞を受賞した東京商工会議所の表彰式も併せて実施した。同所では、中小企業の魅力発信と大学初年次からの職業観の醸成を目的に、中小企業の会社ツアーや仕事観察などを会員企業で体験するプログラムを提供。企業と学生の橋渡し役を担っている。
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