食の魅力アピールし、年々規模が拡大
帯広商工会議所を中心に帯広市などで構成するとかちマルシェ運営協議会は8月30日〜9月1日、JR帯広駅周辺で食と音楽の祭典「とかちマルシェ」を開催した。同イベントは2011年に同所創立90周年記念事業として始まり、今年で9年目。同所議員と事務局が一丸となって運営に当たっている。昨年に続き過去最多となる133店が出店し、3日間で延べ10万8千人が来場した。
会場には、100%十勝産小麦を使用したパンを販売する期間限定のベーカリーをはじめ、十勝産食材にこだわった料理、加工品、スイーツなどの飲食ブースが出店。ピザづくりなどが体験できる「食の体験エリア」も設けられ、親子連れでにぎわった。特設ステージでは吹奏楽の演奏やダンスなどが行われ、また、9月1日には全国の高校生が十勝産食材を使ったアイデア料理を競う「料理甲子園」も開催された。
来場者からは「何を食べてもおいしい」「会場内がおしゃれで雰囲気が良い」と好評だ。運営協議会の川田章博会長(同所副会頭)は「開催を重ねたことで出店者の横のつながりが生まれ、協力者も増えて十勝を代表するイベントに成長した。先人が苦労して開墾したこの地で生まれた食材が一堂に集まるこのイベントは開拓者たちの夢の舞台であり、思いが凝縮されている。十勝の食の魅力の再発見と新たな料理を考えるきっかけになれば」と話している。
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