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伝えていきたい日本の技 KANZASHI

山崎製作所・三代目板金屋

和のモチーフを切り絵風のデザインに落とし込み、洋服にも合うかんざしに仕上げています(上からダリア、月下美人、琉金、出目金)(撮影:加藤正博)

今月は、板金技術を使ったステンレスのかんざしをご紹介します。

板金とは、薄く平らに伸ばした金属材料の基本的な形状の一つです。山崎製作所は、さまざまな金属を使う繊細な板金加工が得意な会社です。二代目が女性ということもあり、男社会といわれる金属加工の世界で自社の技術力に女性の視点を取り入れ、デザイナーである娘を含む女子チームが、インテリアやアクセサリーをつくる自社ブランド「三代目板金屋」を立ち上げ、ステンレス製のかんざしを製作・販売しています。「三代目板金屋」プロジェクトは、「自分が欲しいものをつくる」をコンセプトにしています。こうして、自由な発想で生まれた製品が、銀色に輝くモダンなかんざしです。その一方で安全性にもこだわり、一枚板から切り出すことによる耐久性の高さには職人の誇りが感じられます。

日本の伝統と現代の女性職人の技術が融合したかんざしは、海外からも注目を集めています。

※全国観光土産品連盟主催の第58回全国推奨観光土産品審査会において、ダリアが中国大使館賞(グローバル部門)受賞

※月刊石垣2018年7月号に掲載された記事です。

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