鶴岡商工会議所(山形県)は、新型コロナウイルスの影響を受けた宿泊事業者を支援するため、「DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー」と連携し、鶴岡市内の宿泊施設を紹介するサイト「つる宿」を7月1日から9月末まで開設した。
同サイトでは、山形県民に身近な非日常を楽しんでもらうため、県民限定の宿泊プランを温泉別・地域別に掲載。「ファミリープラン」「日帰りプラン」「バイキングプラン」など、各宿泊施設が独自に企画・提案した一押しのプランを紹介した。中には割引や特典が付いているプランもあり、各施設のお薦めが一目で分かるように掲載した。
同事業開始後は多くの問い合わせがあり、市民からの関心は高かったものの、期待するほどの成果は得られなかった。宿泊事業者から観光需要の落ち込みに対する不安の声を聞いた同所は、近隣県からの宿泊客も引き付けるプランをつくるため、10月5日に宿泊事業者向けのスキルアップ研修会を実施し、独自性を出した宿泊プランを練り直した。
これを踏まえ「つる宿」第2弾として、11月上旬に新たな宿泊プランを同サイトで紹介することとした。
同所は、「一時的な支援ではなく、アフターコロナでも役立つ継続的な支援を心掛け、第2弾に取り組みたい」と意気込みを語る。
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