小諸商工会議所(長野県)ものづくり特別委員会がご当地グルメとして普及推進している「こもろん味噌(みそ)焼そば」が10月2日、小諸市立西保育園の給食メニューに登場した。小諸市内の公立保育園では2018年2月から同メニューが給食に採用され、現在7園で年に2、3回提供されている。
こもろん味噌焼そばは、小諸産の黒大豆を使ったみそをベースにひき肉やネギなどを加えた肉みそ「こもろん味噌」とえごまなどの地元素材を使った焼きそば。13年に同委員会が群馬県太田市のまちおこしグループと共につくった肉みそ焼きそばを改良し、地元食材を使った「こもろん味噌」を開発した。以来、市内の飲食店がこもろん味噌を使って独自のメニューを展開している。
公立保育園での提供は、ある管理栄養士が「地元グルメを通して小諸を好きになってほしい」と発案。園児向けにアレンジしてメニューに加えたのが始まりだ。
この日、同保育園では10人の園児にこもろん味噌焼そばを提供。麺は園児が食べやすいよう短くカットし、柔らかくゆでて味付けは薄めにしていた。園児らが地域住民の手を借りて育てたナスも添えられ、皆「おいしい」と声を上げてほおばった。同所は「こもろん味噌焼きそばが、地元愛を育む一助になれば」と期待する。
最新号を紙面で読める!