伊那商工会議所青年部(長野県、伊那YEG)は2020年11月29日、伊那市内の小学5・6年生を対象に、地元企業をオンラインで見学するイベント「社会見学をZOOM de イン!」を開催した。例年は実際に企業ブースを訪れるイベントを開催しているが、今年は新型コロナウイルスの影響により、ウェブ会議システム「ZOOM」を使った企業訪問を企画。子どもたちの思い出づくりになればと青年部メンバーらが考案した。
当日は、同メンバー企業である製麺工場、測量事務所、クリエーター事務所、リサイクル業者、眼鏡店の5社をオンラインで一社ずつ紹介。事業者は、製造工程など自社の事務内容を説明しながら素朴な疑問に対して丁寧に回答した。眼鏡店では、実際に一から眼鏡をつくり、レンズを削るなどして1工程ずつ細かく紹介した。企業紹介後には、4択クイズを出題しながら、動画で楽しく企業訪問ができるように工夫を凝らした。
同イベントを通して、最初は恥ずかしがっていた子どもたちも、質問やクイズに積極的に参加できた様子だった。
小池忍企画委員長は、「子どもたちだけでなく、参加事業者も楽しめる有意義なイベントとなった。新しい生活様式に欠かせないリモートの可能性を、これからも青年部活動で活用していきたい」と話している。
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