近代的な金融制度の軸となる銀行のあるべき姿を示した栄一
七十七銀行の前身にあたる第七十七国立銀行は、1878(明治11)年に地元・仙台に基盤を置く銀行の必要性を感じていた元仙台藩士の氏家厚時らを中心に設立されました。その際、日本で最初に銀行を設立し、第一国立銀行の頭取を務めていた渋沢栄一に指導を仰いだことから、両者は深いつながりを持つことになります。
元より東北地方の発展に力を入れていた栄一は、その後も株主として資金面を援助し、開業後の1909(明治42)年には相談役に就任しました。東北振興会会長として仙台で講演で述べた「銀行の発展は実業の隆盛があってこそ」という持論は、現在も七十七銀行の企業理念に息づいています。
渋沢栄一の生涯を描く
大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)
公式HPはこちら
最新号を紙面で読める!