京都商工会議所は、自社の強みや知恵を生かし、新たな顧客創造を目指すビジネスプランを認定する「第1回知恵-1グランプリ」の公開プレゼン審査と表彰式を3月2日に開催した。同事業は、2009年度から実施していた「知恵ビジネスプランコンテスト」をリニューアルしたもの。従来のコンテストの後継である「チャレンジ部門」に加え、「イノベーション部門」「コラボレーション部門」の2部門を新たに創設。表彰式では、各部門のグランプリ(各1社・グループ)と優秀賞がそれぞれ発表された。
同所が実施してきた「知恵ビジネスプランコンテスト」をはじめ、オール京都で取り組む知恵に関する認定を受けた企業、その予備軍を含めた数は約3000社に上る。
同グランプリでは、これらの知恵の集積を生かし、すでに知恵の認定を受けた企業を対象に、「イノベーション部門」「コラボレーション部門」を新たに創設することで、各企業の成長ステージに合わせ、より深化したビジネスプランを認定する。
2日に行われた公開プレゼン審査では、各社が約10分間で、自社の強みや商品・サービスの開発などをアピールした。
「チャレンジ部門」は金型加工技術を使った金属製建築用大判パネルを製造している「川並鉄工」、「イノベーション部門」は抗ウイルスや防かび効果を持つ独自開発の薬剤を建物内に塗布施工する「高橋練染」、「コラボレーション部門」はAI需要予測による潤滑油全国配送マネジメントとデータサービスを行う「FUKUDA」と「セブンズ」がグランプリに選ばれた。
入賞企業には、ビジネスプランの実現に向け専門家との連携、各支援機関の施策を活用しながら、事業運営の助言や同所会報誌などによる企業紹介、ネットワークの活用による販路開拓などそれぞれの成長段階に応じた支援を行う。
詳細は、こちらを参照。
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