熱海商工会議所は1月13日、熱海市の特産品であるかんきつ「熱海だいだい」を使った商品の品評会を市内で開催した。同市は全国でも有数のだいだい生産地であり、同所や市、生産者、事業者などが連携してだいだい製品の開発を推進している。今回の品評会は、消費者の声をじかに聞き、今後の商品開発に役立てようと実施。女性を対象に参加者を募集し、午前と午後の部合わせて40人が参加した。
出品商品は、2020年夏に開発された除菌ミストや、マーマレード、菓子、飲料など10商品。同所が12年に創設した熱海ブランド「ATAMI COLLECTION A-PLUS(エープラス)」に認定されているだいだい胡椒(こしょう)や焼き菓子「熱海だいだいダックワーズ」「鶴吉羊羹(ようかん)・橙」なども出品された。評価はアンケート形式で、参加者は各商品について味や香り、独自性、パッケージデザインなどを5段階で評価し、良い点や改善すべき点、購入したいかなどを回答した。同所は「品評会の意見は商品の改良に生かしてほしい。こうした機会にだいだい商品の認知度を高め、だいだい事業も活性化させていきたい」と期待を込める。
また、品評会で好評だった辛味調味料「おひさまだい!だいだい胡椒」(山田屋水産)は1月26日、農林水産省「フード・アクション・ニッポンアワード2020」で1019産品の中からローソンが10選に選定し、販売を支援する。
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