富山商工会議所はこのほど、国の小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型)を受けた会員事業者に対し、同所が独自に追加助成する取り組み「小規模事業者持続化サポート・追加助成金」を新たに始めた。新型コロナウイルスの影響を乗り越えるための設備投資や販路開拓などの取り組みをサポートする。
国の補助金は、新型コロナウイルス感染症対策として、サプライチェーンの毀損(きそん)への対応、テレワーク環境の整備や非対面型ビジネスモデルへの転換に取り組む事業者に、上限100万円の補助を行うもの。同所は補助金の採択者を対象に、10万円を上限に事業者自己負担額の20%を上乗せして助成する。
対象となる取り組み例としては、「新規受注獲得のために必要な機械設備の導入」「新規顧客獲得のためのECサイトの構築」「従業員のテレワークを行うための機器のレンタル、Web会議システムなどの導入」など。生産性向上や働き方改革に資する企業努力を支援する。
商工会議所による追加助成は全国的にも珍しく、県内では初めての取り組みだ。追加助成金により、コロナ禍で意欲ある小規模事業者を後押しし、自己負担の軽減を図る。
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