わが社もできるIT化/身の丈ITで生き残れ! vol.26

隂山正弘さんが代表取締役を務める隂山建設は、カゲヤマホールディングスの中核事業会社。「愛の献血運動」など社会貢献活動にも熱心だ

国土交通省は、建設現場の生産性を高める「i-Construction(ICT施工)」を推進。土木分野では建設機械を中心にクラウド・IoTの活用が進むが、ビルなど一般建築分野ではまだ遅れが目立つ。そこで隂山建設(福島県郡山市)は建設会社向けサービス・アプリの自社開発に踏み切り、生産性向上と顧客満足・従業員満足の向上を実現。2020年度中小企業クラウド実践大賞で日本商工会議所会頭賞を受賞した。

ビルなどの一般建築分野のIT化は遅れが目立っていた

一般建築分野でIT化(大きく捉えればDX対応)が遅れている要因は大きく二つあると、隂山建設の代表取締役・隂山正弘さんは指摘する。それは、①建築物は建物ごとに仕様が異なる一品一様であること、②一般建築では(一次下請け、二次下請けというように)取引先企業が多様な重層下請け構造であり、組織体系が複雑であることだ。しかし、だからこそ、「IoTで取引先企業がつながっていくことで、高い導入効果が得られると考えました」。

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