アビオスエンジニアリング
兵庫県姫路市にある熱断熱工事を中心とした建設企業アビオスエンジニアリングは、コロナを契機に「水素社会の根幹をなす燃料電池を、日常生活全般に普及させたい」と考え、新たに燃料電池の開発に挑戦した。そして、4月に超小型燃料電池とLED照明装置との最適なマッチングを追求した「ABIOS-1」を発売。燃料電池の主な特徴は、クリーンでCO2が発生しないこと、騒音が少なくて静かであること、そして「軽くて持ち運びが簡単」でいつでも屋内外で使え、1本のボンベで長時間発電するということが挙げられる。また、「ABIOS-1」は「軽くて持ち運びが簡単」なうえに停電時や災害発生時、工事現場などで活躍できる明るさである。この燃料電池とLED照明装置の組み合わせによる試作品を製造する企業はあったが、実際に販売するのは同社が日本初だ。
「カーボーンフリーに向けて期待される燃料電池だが、これまで1kw未満の可搬型は実用性が乏しく普及には至らなかった。当社が商品化した超小型燃料電池は、医療、介護福祉をはじめ広く生活・産業分野で大きな反響を呼んでいる。社会のニーズに積極的に応えるため、さらに商品への研さんを重ね水素社会実現に貢献したいと考えている」と代表取締役社長の吉田泰三さんは語る。
お問い合わせ
アビオスエンジニアリング株式会社
所在地:兵庫県姫路市安田4-80 アビックス駅南大路7階
電話:079-288-8100
※このコーナーは不定期で掲載します。
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