高岡商工会議所(富山県)は、サイバー犯罪に適切に対処するため、高岡警察署と「サイバー犯罪の共同対処に関する協定」を6月23日に締結した。
協定は、サイバー犯罪の認知、被害拡大防止などに相互に協力していく内容。具体的には、「サイバー犯罪の不正行為を認知した際の速やかな通報」「必要な捜査協力・助言・援助」「情報共有」などが盛り込まれた。
締結式当日、同所の塩谷雄一会頭は「中小企業の課題の一つはデジタル化への対応であり、これを支援していく必要がある。そのためにも当所自身がデジタル化に取り組むとともに、中小企業への情報セキュリティー対策も重要なことだと考える。そのような意味からも、今回の締結により高岡署との連携で中小企業の支援に尽力したい」とあいさつ。
今後、未然防止の措置として、会員企業に対するサイバーセキュリティー講習の開催を予定している。
最新号を紙面で読める!