「コロナ前に戻るのはいつ頃でしょうか?」こういう質問を受けることがあります。
希望的観測としては、今年半ばか後半にはコロナはインフルエンザのような位置付けとなり、日常化していくのでは、と考えています。ただ、アフターコロナを考えたとき、全てが3年前のように戻るのかというとそうではなく、半分は元に戻ったとしても、半分はニューノーマルが定着していき、世の中は新しい時代を迎えるでしょう。
これからの1年間で世の中がさらに変わるとすれば、今は大きなビジネスチャンスです。この時期に変化しないまま事業を保とうとすると、業績は半分になることを覚悟しないといけません。言い換えれば変化しないと生き残れないということです。
これまでやってきたことを変える、またはやったことのないことをやってみるという挑戦精神は、われわれ事業家には一番必要です。可能性があると思われることにチャレンジしてください。志を支えてくれる先人の教えもたくさんあります。
塩が辛いということは誰でも知っているでしょう。砂糖が甘いことも当然知っています。しかし、それを知らない人にいくら説明したところで、実際の味が分かるものではありません。仕事にせよ商売にせよ、それと同じこと。と松下幸之助さんは社員が提案したアイデアに対し、いつもこう言われていたそうです。「やってみなはれ」
サントリーの創業者鳥井信治郎さんも、ことあるごとに「やってみなはれ、やらな分からしまへんで」を口にし、そのチャレンジング精神がDNAとして、創業100年以上経た今もなお、「結果を恐れてやらないこと」を悪とし、「なさざること」を罪と問う社風が生きているそうです。
アインシュタインは「一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人でもある」と挑戦に失敗は付きものだと教えています。そこから学ぶことが大切です。
本田宗一郎さんは、「私の現在を成功というのなら、私の過去はみんな失敗が土台づくりをしていることにある。仕事は全部失敗の連続である」「チャレンジして失敗を恐れるよりも何もしないことを恐れろ」という言葉を残しています。
また、京セラ創業者の稲盛和夫さんは、「世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。諦めたときが失敗である」と語っています。同じことをウォルマートのサム・ウォルトンも言っています。
大成功者たちは、何かを生み出すために失敗は避けられないと考えているわけです。新しいことをするのに、多少のつまずきを気にすることはありません。失敗を恐れずチャレンジを繰り返しましょう。
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