桐生商工会議所(群馬県)はこのほど、同所創立80周年を記念して行われた顕彰制度「小さな世界都市桐生大賞」の第1回受賞企業を決定した。
同賞は、小さくても個性が光る「小さな世界都市」にふさわしい、世界に誇り得る製品・商品・サービス・技術・技能などを有する中小企業や、文化・芸術・教育・伝統・歴史風土・民族・工芸などに関連する団体や個人を表彰するもの。14件の候補の中から、さまざまなきのこ種菌の開発や商品化に取り組む「森産業」と刺しゅう業を営む「笠盛」が選ばれた。
6月3日には、同所80周年記念式典で表彰式を実施。森産業の森雄一郎取締役は、「織物のまち桐生では異色な企業だが、農林水産業の分野からイノベーションを起こし、新しい産業を生むべく挑戦を続けていく」と述べ、笠盛の笠原裕子取締役は、「今後も桐生の仲間と共に世界で戦えることを楽しみにしている」と意欲を見せた。
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