木更津商工会議所(千葉県)は木更津市、君津信用組合と連携し、スマートフォンアプリによるQRコード決済サービスを展開している。その取り組みが商店街での消費拡大や観光客誘致につながっていると評価され、君津信用組合の「電子地域通貨『アクアコイン』を通じた地域活性化」がこのほど、第2回「しんくみブランド表彰」大賞を受賞した。同表彰は一般社団法人全国信用組合中央協会が主催しているもので、地域経済の振興などに寄与した取り組みを表彰している。
同所などは2018年2月に電子地域通貨「アクアコイン」を開発し、同年10月にスマートフォン専用アプリを利用したQRコードによる代金決済サービスの本格運用を開始。以来、商店街などの消費活動を高め、地域内の資金循環を促すとともに観光客にもアクアコインを使用してもらい地域外からの消費を呼び込むなど、市内の経済活性化に取り組んでいる。行政面では、自治体マイナポイント事業への参加やマイナンバー新規申請者ポイント事業、アクアコインによる市税の納付などを実施。22年10月末時点では、加盟店が789店舗、利用件数が約27万件、利用額は10億4432万円と順調に進展している。
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