福島商工会議所はこのほど、同所の所報・会報誌の封筒素材を、プラスチック素材のものから環境に配慮した紙製に変更した。同所会員の製造業者らで組織する工業部会が2019年から取り組んでいるSDGsに関する研究・普及活動の一環で、生産現場における資源の再利用や廃棄物削減などの省資源化に関する活動・検討を重ねてきた。
活動の中で、同所会報誌の封筒素材にプラスチック素材が使用され、最終的にその多くが可燃物として処理されていることに着目。カーボンニュートラルとプラスチック排出抑制、さらに資源循環を同時に達成できる紙製に切り替え、年間264㎏のプラスチックの削減を見込む。封筒に使用するインクも、環境に優しい植物由来の原料を採用した。
「気候変動とマイクロプラスチックの問題は、実は身近なところから発生している。今回の取り組みが、『できることから始める』という『スモールスタート』であることは、日本商工会議所をはじめ全国の商工会議所にも理解していただけるはず。
これをきっかけに、ほかの会議所でも同様に取り組んでいただき、そしてぜひ会員企業にも。それがSDGsの達成、成功事例になると確信している。ぜひ、この輪を広げていきませんか」と工業部会長の加藤利夫さんは呼び掛ける。
お問い合わせ
福島商工会議所
所在地 : 福島県福島市三河南町1番20号 コラッセふくしま8F
電話 : 024-536-5511
最新号を紙面で読める!