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江連 忠のゴルフ講座 「スコアが必ずアップする」12のポイント Lesson9 バランスのいいスイングには バランスの悪い状況で練習

悪いバランスをつくって、バランスを学ぶ

「もっとバランスよく」と言われたことはありませんか。これは、レッスンの言葉だとは思いません。確かに、リズム、バランス、タイミングはスイングの大切な3要素です。しかし、このどれもが目に見えないものです。それを目に見える形にするのがレッスンで、ただ口で「よくしろ!」と言うのは、レッスンではないと思います。

では、どうしたらバランスがよくなるのでしょうか。まず、目をつぶって、その場で60秒間、足踏みをしてください。ほとんどの人が、元の場所からずれていると思います。その人にとってはそれが、バランスが悪いという証拠です。左回転する人は、体が左に傾いているか、右足が長く、右の力が強いと考えられます。前に進んだ人は、姿勢が前屈みになっている、逆に後ろに進んだ人は、かかとに体重が乗りすぎていると、自分の体の傾向を知ることができます。

体の癖を知った上で、同じ場所で足踏みするためには、背筋を真っすぐに意識し、足の母指球に体重を乗せるような感じで立つなど工夫してください。それがバランスをよくする第一歩です。

さらにバランスをよくするためには、バランスが悪い状況で練習すればいいのです。つまり、平均台やバランスディスク、バランスボールの上で素振りをします。そうした悪い状況でもしっかりとした素振りができたら、スイング中でもちゃんと立つことができ、いいバランスを保っているということなのです。

バランスをよくするには、バランスが悪い状況で練習する、これがキーワードです。竹ぼうきや重いバットを振る、片足立ちや目をつぶってクラブを振るなど、バランスが悪くなる状況はいろいろとつくれます。そこで、きちんとした素振りができればOKなのです。

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連忠(えづれ・ただし) 昭和43年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。平成5年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。またアマチュアの指導にも力を注いでいる。

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