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江連 忠のゴルフ講座 「スコアが必ずアップする」12のポイント Lesson10 テイクバックは体幹部を 使って下半身で動かせ

①3kgほどのメディシンボールを持って、アドレスの状態から体の右に向かって投げることで、体幹部を使う感覚が身に付く *左利きの場合は左へ投げる

ゴルフ雑誌で、よくテイクバックは手上げではなく「脚で上げろ」とか「腰で」とか「背中で」と書かれている記事を読んだことはありませんか? そんな記事を意識し過ぎて、どこをどう動かしてテイクバックすればいいか悩み、動けなくなる人もいるでしょう。そんな人に対して、「どこでもいい」と言うと、驚かれるかもしれませんが、プロゴルファーの中にも、手や指に意識のある人もいれば、肩やへそ、足の裏という人もいます。つまり、どこから動き出してもいいというのが結論です。

ただ、プロゴルファーの場合は、動き出したテイクバックがブレることはほとんどありません。その違いはどこにあるのでしょうか。

アマチュアの場合は、手という目に見える表面的なものを上半身で動かしています。それに対して、プロゴルファーは、骨盤やへその下、足の裏という目に見えない「体の深い部分」を下半身で動かしているのです。手に意識があるとしても、それを動かしているのは下半身なのです。その結果、どこで上げたか分からないような理想の始動ができているのです。

では、どうしたら深くて見えないところを下半身で動かせるテイクバックが身に付くのでしょうか。最も効果的なのは、重いものを投げることです。例えば、3㎏ほどのメディシンボールを使って、アドレスの状態から体の右へ投げる練習です。こうした重いものは、体幹部を使わないと投げられませんから、深く見えない部分を下半身で動かす感覚が自然と分かってきます。そしてクラブを持ったときには、「これは重いものだ」と思ってテイクバックするのもいいでしょう。あとは、砂袋やバーベルの重りなどをクラブヘッドの後ろに置いて、テイクバックの動きで動かすのもいい練習になります。

イラストレーション:アカハナドラゴン

江連忠(えづれ・ただし) 昭和43年、東京都生まれ。ジュニア時代から活躍。高校卒業後、アメリカに留学し、ティーチングプロの第一人者であるジム・マクリーンに師事する。平成5年、プロテスト合格。自らが主宰する「江連忠ゴルフアカデミー」代表。日本におけるプロを教えるプロの第一人者で、これまで数多くのプロのコーチを歴任し、優勝に導いている。またアマチュアの指導にも力を注いでいる。

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