小城商工会議所青年部(佐賀県、小城YEG)が事務局を務める実行委員会は8月25日、今年で29回目を迎えた恒例の「おぎアマチュア音楽祭」を開催した。猛暑の中、小城市内をはじめ佐賀県内各所から集まった観客は約3000人。小城公園内に設置された特設野外ビアガーデンを会場として、老若男女が思い思いに音楽を楽しむ大盛況の音楽祭となった。
バンドブーム全盛期だった30年ほど前、当時の同所青年部による発案で始まり、試行錯誤しながら受け継がれてきた同イベント。チアリーダーによるオープニングセレモニーで華やかに幕を開け、実行委員会のできるだけさまざまな音楽に触れてほしいという思いから選ばれた「LEGAL FATMAN」「THE TAXMAN」など5組のバンドがパワフルで個性的な演奏を繰り広げた。
各ライブ演奏の合間には、子ども向けイベントとして、地元のシンガーソングライター徳丸英器さんが新曲を披露、クライマックスはレーザー&特殊花火ショーで締めくくられた。
いわゆるフェスと異なるのは、会場内のあちらこちらで小さな同窓会が開かれるようなアットホームな音楽祭という側面があること。これは夏の風物詩として定着し、地元住民に愛されるイベントとして成長している表れである。来年は節目の30回目。さらに来場者に楽しんでもらえる企画を盛り込みたいと担当者も意欲的だ。
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