神戸商工会議所(兵庫県)は1日、神戸市内のノエビアスタジアム神戸で、「企業交流運動会㏌KOBE」を初開催した。同イベントは、同所創立140周年記念事業として行われたもの。地元企業のスポーツ実施率の向上や健康経営の推進、企業間の交流を図ることが狙い。銀行・製造・食品・運輸などさまざまな業種の地元企業33社・団体、390人が参加し、心地よい汗を流した。
当日は、出場者がレッド、ブルー、イエロー、グリーン、オレンジの企業混成5チームに分かれて競技を実施。同所の中林志郎専務理事が開会あいさつを述べ、選手を代表してシスメックスの宗廣閑那さんが選手宣誓を行った後、午前中は大玉送りや大縄跳び、チーム対抗綱引きなどが行われた。午後はチーム対抗リレーや玉入れ、つくり物の馬に3人がまたがって走る「ハシレコータロー」などの楽しい競技も実施。参加者らはチームで協力して競技に臨み、各チームの応援も盛り上がった。
チームの得点は各競技の順位で決まり、総得点の高かったイエローチームが優勝。終了後、参加者からは「社外の人とコミュニケーションが取れて楽しかった」「仕事以外の社員の素顔が見られた」「また参加したい」などの感想が聞かれた。
同所は、来年開催されるラグビーワールドカップをはじめ、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会、21年のワールドマスターズゲームズ関西など相次ぐスポーツイベントを前に、スポーツに親しむ機運醸成を図っている。この運動会を機にスポーツへの関心がさらに高まり、地域活性化へつながることが期待される。
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