津山商工会議所(岡山県)と津山市、西日本電信電話(NTT西日本)岡山支店、人材派遣のアデコ、AKKODiS(アコーディス)コンサルティング、新規事業開発支援などのIRODORI(イロドリ)、スカラパートナーズの7者は5月22日、ワーケーション事業推進に関する連携協定を締結した。津山市の産業活性化と関係人口の創出を目的に、IT企業の誘致に向けたワーケーション事業などを展開していく。
同協定は、ワーケーションを通じて首都圏などからIT企業を誘致し、市の「スマートシティ構想」実現に向けて課題となっているICT分野の労働力不足の解消、地域内外の企業の交流による地域課題の解決や新たな事業共創を目指すもの。協定により、同所や市は地域課題や地域企業の課題・ニーズの集約、地域企業との橋渡しなどを行い、NTT西日本が事業全体の企画・調整とIT環境整備、アデコ、AKKODiSなど連携企業が各社のノウハウや強みを生かしてワーケーションの企画運営、人材育成や雇用創出などを行う。
今後の取り組みとして、具体的には2024年3月末までに域外のIT企業を対象としたワーケーションツアーの実施、地域のIT化をけん引し持続的にまちづくりを推進できる人材の育成、地域内外のマッチングイベント(ワークショップ、デジタル体験会など)の開催などを予定している。
この日は、市役所で締結式が開催され、同所の松田欣也会頭、谷口圭三市長、各社の代表らが出席し、協定書に署名。松田会頭は、「ワーケーション事業によりデジタル人材を津山に招致し、津山の企業とのマッチングを促進させ、各企業の生産性の向上につなげたい」と話す。
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