和泉市は大阪府の南西部に位置し、大阪の都心から約25㎞、関西国際空港から約20㎞にあり、南北に細長い市域で形成されています。弥生時代の環濠集落である池上曽根遺跡が発掘されたことから、弥生時代より人が定住していたといわれています。関西国際空港の開港などに伴い、テクノステージ和泉やトリヴェール和泉など大規模な産業団地の開発が進み、近年急速に人口が増加。現在の人口は約18万3千人で、大阪のベッドタウンとして発展しています。当所も２０１３年、テクノステージ和泉内に新会館をオープンしました。市の産業振興プラザが入居する複合ビルで、地域経済の活性化や産業振興の拠点となっています。

現在、当所で注力している事業は、海外製品の共同買い付けやふるさと納税を視野に入れた商品開発支援です。コンサルタント会社と連携した事業承継や人材確保、各種補助金の申請などを含めて、幅広く高度な支援をしています。

当社はカーペットをはじめとする床材メーカーとして、1921年に和泉市で創業しました。現在は国内で生産するカーペットの約10分の１を弊社で製造しており、ホテルやオフィスなどのインテリア分野、テニスコートや人工芝などのスポーツ分野、ダストコントロールマット、車両・航空機・鉄道などのトランスポーテーション分野など幅広い分野で事業を展開しています。当社の強みは、OEMメーカーでありながら意匠性の高いデザインや、特殊な機能性を持った高付加価値型商材を開発できるところにあります。「提案型OEM」としてのポジションを確立するために、現在ではデザイナーや技術・商品開発を担う人材が全体の約20％を占めております。創業から100年という節目を迎えましたが、次の100年も、空間で最も大きな面積を担うカーペットなど床材分野において多くの人に感動していただけるような商品を製造してまいりたいと思っています。

個人的な趣味は国内外の旅行、読書、美術館巡りです。歴史と文化を学び、美術館を訪れ、読書を楽しむことで心の豊かさを感じます。また仕事や商工会議所、そして社会活動を通じてさまざまな方々と出会い交流する中で新たな気づきがあること、そしてその人間関係が深まっていくことに対し、大きな喜びを感じます。

多くの人に出会い、たくさんの本を読み、さまざまな場所に赴くことで、自分自身の知識や感性を少しでも高め、人生を楽しみ、豊かに生きていく。そして、いつまでも若さと情熱を持って仕事も商工会議所活動も頑張っていければと思っています。