〝妖怪のまち〟観光振興の一助に
境港商工会議所女性会は4月18日、「水木しげるロード」沿道の商店や事業者でつくる「水木しげるロード振興会」に、観光客へ貸し出す車椅子2台と、貸し出し表示プレート4枚を寄贈した。水木しげるロードは800mの通りに177体の妖怪ブロンズ像が立ち並ぶ境港市の人気観光スポット。近年クルーズ客船の寄港数増加もあって国内外から多くの観光客が訪れている。
同女性会は、地域の観光振興の一助になればと、2013年からチャリティーゴルフ大会を開催し、その収益金を活用して、これまでにも市観光協会へ女性会オリジナルの傘と傘立て、同振興会へも車椅子2台を寄贈。今回は、昨年開催した同大会とバザーの収益金を活用した。車椅子はロード沿いの2店で無料で貸し出しているが、今回設置場所が3店に増え、各店には妖怪ぬりかべが描かれた貸し出し表示プレートが設置された。
JR境港駅前公園で行われた贈呈式では、人気キャラクターの鬼太郎とねこ娘が見守る中、同振興会の権田淳一会長が女性会へ感謝状を授与した。水木しげるロードは昨年6月からリニューアル工事が行われており、7月14日に完成する。「歩道も広がるので、車椅子を利用し、観光を楽しんで」と女性会は話している。
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