神戸商工会議所(兵庫県)、兵庫県、神戸市などでつくる組織委員会は、「神戸、未来に輝く光」をテーマに、神戸の希望を象徴する恒例行事「第29回神戸ルミナリエ」を1月19から28日まで開催した。
「神戸ルミナリエ」は、阪神・淡路大震災が発生した1995年に、犠牲者への鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託して第1回を実施。以降、2019年まで神戸を代表する冬の風物詩として毎年開催してきた。
コロナ禍の影響で4年ぶりとなった今回は、例年の会場である旧外国人居留地や東遊園地のほか、新たに有料エリアとしてメリケンパークにも作品を展開。各会場内には、幅39m・高さ19mに及ぶ光の壁掛け「スパッリエーラ」、音楽ステージとして生演奏も行う高さ11m・直径7.6mの光の聖堂「カッサアルモニカ」、全長70mにわたる光の回廊「フロントーネ・ガレリア」などを設置し、華やかな光の演出で神戸の夜を彩った。
また、メリケンパークでは、スマートフォンをかざすとルミナリエの作品が出現するAR体験を初めて実施したほか、飲食ブースやキッチンカーの出店、歴代の代表作品をモチーフとした公式グッズや神戸銘産菓子の販売も行い、10日間で延べ約230万人が来場しにぎわいを見せた。
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