100年経営に極意あり!長寿企業の秘密
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 自社だけの技術や精神を持ち時代に合わせてまねのできないものをつくる
泉大津市を中心とする大阪府南部は泉州と呼ばれ、江戸時代から繊維産業が盛んで、現在も国産毛布の約9割がここで生産されている。大津毛織は、大正...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 お客さまに喜ばれる菓子をつくり多くの人々に鎌倉へお越しいただきたい
ハトの形を模した銘菓「鳩サブレー」で知られる豊島屋は、明治27(1894)年、初代の久保田久次郎が鎌倉で創業した。「鎌倉の隣町の藤沢に豊島屋とい...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 100%受注生産で顧客の要望に全て応えグローバルニッチトップのものづくりを世界へ
伸線機メーカーのサイカワは、新潟県沿岸部の柏崎市にある。伸線機とは金属線を引き伸ばして電線を製造する機械で、その電線は大小さまざまな機器...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 印刷業で培ってきたノウハウを生かし震災に負けない宮古の情報発信に力を注ぐ
岩手県の三陸海岸沿いにある宮古市は、江戸時代初期の1615年には盛岡藩の藩港が築かれるなど、港を中心に発展してきた。このまちで花坂印刷工業は...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 石灰石という限られた資源を有効に使い高付加価値製品の開発と多角化で次の世代へ
大分県の沿岸部にある津久見市は、国内屈指の良質な石灰石を産出することで知られる。その地で古手川産業は、100年以上にわたり石灰関連の事業を行...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 取引先からの要求に応えるだけでなく半歩先の種まきをする開発も同時に進めていく
長野市の東隣にある須坂市は、幕末から明治初期にかけて製糸業が発展し、戦時中には多くの企業が電気・電子関連の製造業へと転換していった。同市...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 多角化の時代から事業の幹を太くする時代へ コロナ禍の後はまた攻めの時期に入る
駿河湾に面し、古くから漁業のまちとして栄えてきた静岡県焼津市は、特にカツオとのつながりが強く、江戸時代半ばにはかつお節も製造されていた。...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 江戸時代に始めた新事業が今の主力事業に 商いの中で変化を続けて時代に合わせていく
愛知県中部の刈谷市に本社を置き、建築資材・エネルギー・日用雑貨などの事業を展開する太田商事の歴史は、戦国時代までさかのぼる。織田信長の三...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 漢方はこのまま何もしなければ先細りになる 気楽に親しめる新しい事業に踏み出す
数種類の生薬で構成され、崩れた体調のバランスを整えることで病気を治していく漢方薬は、中国では数千年の歴史があり、日本には5〜6世紀に伝来し...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 店を守っていくだけでは縮小するだけ コロナ後を見据えた新たな展開を進めていく
山形県米沢市を中心とする置賜(おきたま)地方で肥育され、三大和牛の一つとされる米沢牛(諸説あり)は、江戸時代には米沢藩の藩医が滋養源として...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 朝昼晩、何をしていくべきかを考えてきた 時代の変化に対応し、流れに乗ることが大切
茨城県を中心にグループ会社26社を展開する関彰商事は、同県の内陸部、下館(現・筑西市)で、関彰商店として明治41(1908)年に創業した。石油会...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 伝統的な手法を守り続け販売に新たな工夫を取り入れていく
和食の味の基本となる出汁(だし)は、関東では主にかつお節だが、関西では昆布が主に使われる。江戸時代、この昆布は北前船で北海道から日本海を経...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 ピンチの後には必ずチャンスが来るはず 老舗でも知恵を絞って新商品を出し続ける
愛媛県新居浜市の山間部にあった別子銅山は、江戸時代から昭和48(1973)年の閉山に至るまで約280年にわたり銅を産出し、日本の産業に大きく貢献し...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 地域の皆さまからの恩恵を忘れず昔ながらのまちの和菓子屋を地道に続けていく
明治22(1889)年に大日本帝国海軍の軍港が置かれ、現在も海上自衛隊の基地がある長崎県佐世保市で、松月堂は100年以上にわたりカステラや丸ぼうろ...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 このままでは先細りのひな人形の伝統をこれからいかに盛り上げていくかが課題
3月3日のひな祭りに飾られるひな人形は、埼玉県の鴻巣と岩槻が生産地として有名だが、実は同じ埼玉県の越谷もひな人形づくりの歴史は古く、かつて...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 伝統や歴史だけでは同じところを回るだけ 新たな取り組みとの両輪で前に進んでいく
宮崎県では、江戸時代中期に京都宇治から持ち帰られた蒸製製茶法がきっかけでお茶づくりが広まり、現在国内第4位の生産量を誇る。その県庁所在地で...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 地元のお客さまと観光客に育てられ 萩の夏ミカンと手づくりにこだわった名菓
山口県の日本海側にある城下町の萩は、夏ミカンの産地でもある。江戸時代中期、近隣の島に漂着した珍しい果実の種をまいたものが原木となり、その...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 シイタケ商売は大もうけを狙うより実直に手堅く顧客の信用を得る
日本におけるシイタケの栽培は、江戸時代初期に豊後国(現在の大分県)の炭焼き源兵衛が始めたという説がある。それから約400年後の現在、大分県の...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 2千年以上も続いてきたサーカス コロナ禍も夢を持続して未来へつなぐ
サーカスは、紀元前の古代エジプトや古代ローマにすでにその原型があったとされる。日本でも、8世紀に中国から軽業(かるわざ)や曲芸などを見せる散...
100年経営に極意あり!長寿企業の秘密 菰縄の需要が減っても生き残れるようにアイデアで‶絶滅危惧種〟の未来を探る
灘や伊丹といった酒どころに囲まれた兵庫県尼崎市で、岸本吉二商店は明治33(1900)年に初代の岸本吉二が創業して以来、菰縄(こもなわ)づくりの伝...
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