『東の軍艦島』と呼ばれる 閉ざされた海上要塞(ようさい)を巡るツアー
東京の入り口を見張るように、湾の真ん中にぽつんと浮かぶ第二海堡。第一・第三海堡とともに明治・大正期に首都防衛を目的として砲台を置くためにつくられた人工島です。関東大震災により護岸が崩壊。敗戦後に米国から返還されましたが、堅固なつくりのため解体できずに遺産として残されていました。
島は千葉県富津市に属しますが、2019年、島に残る建造物や、1日約500隻もの船が湾内を行き交う様が間近に見られる環境を観光に生かそうと、横須賀の三笠桟橋などから見学クルーズツアーがスタート。軍事遺構や砲台跡に立つ灯台がマニアを引きつけています。
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