農林水産省は2月4日、「2024年1~12月の農林水産物・食品の輸出額」を公表した。24年の農林水産物・食品の輸出額は1兆5073億円となり、初めて1.5兆円を超えた。
中国、香港向けが水産物の輸入規制の影響を受けて大きく減少したものの、それ以外の国・地域向けが大きく増加し、全体で前年比3.7%増加した。
輸出先国・地域別の輸出額では前年3位の米国(2429億円)が1位。次いで香港(2210億円)、台湾(1703億円)の順となった。品目別ではコメ(120億2900万円、前年比28%増)、緑茶(363億8000万円、同25%増)、ソース混合調味料(629億9100万円、同16%増)、牛肉(648億2800万円、同12%増)などが2桁の伸びとなっている。
同省は輸出増加について、日本食レストランの増加やインバウンドによる日本食人気の高まりなどを背景とした好調な外食需要のほか、事業者の販路拡大の取り組みなどの進展が主な要因とみている。
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