相馬商工会議所(福島県)は2019年12月16日、同月22日の東北中央自動車道(相馬福島道路)相馬工区(相馬IC―相馬山上IC間)全線開通を記念して、桜の苗木の記念植樹を行った。相馬福島道路は東日本大震災からの早期復興を図るため国土交通省が整備を進めているもので、常磐自動車道と東北自動車道を結ぶ約45㌔㍍の自動車専用道路。2020年度の全線開通を目指している。
記念植樹は、相馬市程田字潜石の国道6号沿いの緑地帯で行われ、草野清貴会頭をはじめ常議員ら約20人と立谷秀清相馬市長、亀岡偉民文部科学副大臣兼内閣府副大臣、菅沼真澄国交省東北地方整備局磐城国道事務所長が出席。道路開通による観光、物流の活性化と緑地帯が新たな桜の名所となることを願い、ソメイヨシノの苗20本を手植えした。草野会頭は主催者あいさつで、「相馬福島道路をいかに活用するかを考え、相馬地方の飛躍につなげたい」と述べた。
この日は植樹後、市内で同所と福島、米沢(山形県米沢市)の3商工会議所が3市の地域開発や経済発展を図る「福島・相馬・米沢地域経済開発懇談会」も開催された。
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