夜を楽しむイベントで地域振興
千葉商工会議所は昨年11月30日から、ナイトイベント「YORU MACHI(ヨルマチ)」を千葉市中心市街地で開催している。同所創立80周年記念事業の一環で、同市が東京オリンピック・パラリンピックの一部競技の開催地となっていることや、2021年に市制100周年の節目の年を迎えることから、地域住民の交流の場をつくり、まちの活性化につなげようという取り組みだ。
市のナイトタイムエコノミー(夜間経済)推進支援制度を利用し、千葉市中央公園に約400㎡の樹脂製スケートリンクを設置。恒例の千葉都心イルミネーション「ルミラージュちば」とも連動し、約45万球のLED電球がリンク周辺を彩る。地元飲食店による特設フードラウンジでは食事やお酒を楽しめる。スケートリンクは初心者でも安心して滑ることができると利用者に好評で、連日家族連れや若者ら多くの来場者で活気がある。
イベント初日は元フィギュアスケート選手の小塚崇彦さんがオープニングセレモニーに登場。以降、連日さまざまな催しが行われている。台風被害に遭った千葉の子どもたちをクラウドファンディングでスケートリンクに招待する企画も実施。2月16日には第九コンサートも開催する予定だ。同地区は近年の再開発でマンションが増え、夜間人口が増加傾向にあるため、官民一体となって地域活性化を目指すこの取り組みが注目されている。イベントは3月22日まで。
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