日本商工会議所青年部(日本YEG)は2月24~28日、群馬県伊勢崎市を主会場に、「第45回全国大会 つる舞う形のGUNMAいせさき大会」を開催した。大会には、全国からYEGメンバー約1万人が参加。「To the Next YEG~伝統と革新 希望を乗せて繋ぐ未来へ~」をテーマに、伊勢崎市で会員総会、記念式典、ビジネス交流会、物産展、ビジネスプランコンテストの表彰式などを開催したほか、群馬県内各地で分科会を実施した。
今大会は、前橋、桐生、舘林、伊勢崎、太田、沼田、富岡、渋川、藤岡の9単会で構成する群馬県商工会議所青年部連合会が主管。27日の記念式典には、日商の小林健会頭らが出席したほか、井野俊郎経済産業副大臣ら多くの来賓も臨席した。
記念式典であいさつした小林会頭は、「わが国経済は成長型経済への転換に向けた正念場にある一方で、中小企業は深刻な人手不足や労務費の増加など多くの課題に直面し、業況の二極化が進んでいる」と指摘。「持続的な賃上げや投資を実現するためには、適切な価格転嫁を社会全体で受け入れる商習慣の定着が重要」との認識を示し、YEGメンバーに積極的な価格交渉や「パートナーシップ構築宣言」への協力を呼び掛けた。
また、今期のスローガンに「変革と価値共創による日本経済の再出発」を掲げたことに触れ、「成長型経済の実現には、個々の企業が『変革』に挑み続ける姿勢が不可欠」との認識を示すとともに、「新たな価値を共に生み出し、共に栄える『価値共創』の発想が、これからの日本経済を支える基盤になる」と強調。経営者向けの研修やビジネス活性化事業、国際交流活動などを通じ、変革と価値共創に挑戦している日本YEGへの期待を示した。
続いてあいさつした日本YEGの小野知一郎会長は、「日本経済を支えているのは地域の中小企業。次代のリーダーである青年部の活動が、今後ますます重要になる」と語った。
記念式典では、YEGメンバーの声を基に、「魅力的なまちづくり」「中小企業のグローバル展開」「人手不足対策と人材育成」など、中小企業と地域経済が直面している課題の解決に向けた考えを取りまとめた政策提言書を発表。小野会長が小林会頭に手交した。
また、式典前日の26日には、ブルネイ、ラオス、ミャンマー、シンガポール、マレーシアの青年経済団体と友好協力に関する覚書(MOU)を締結した。アジア地域における若手経営者ネットワークをさらに拡大することで、ビジネスマッチングや青年経済人の交流、共同事業などの連携に取り組んでいく考えだ。
なお、2026年度の全国大会は、27年2月24~28日に奈良県奈良市などで開催を予定している。
