日本商工会議所の小林健会頭は2月24日、各地商工会議所の経営指導員との意見交換会を開催した。会合には小林会頭のほか、6人の経営指導員が出席した。
経営指導員からは、経営支援の現状と課題について報告。意見交換では、「事業承継は『譲る側』と『受ける側』の感情や利害が複雑に絡むため、中立的な立場での調整が不可欠。承継者は、新たな事業を営む点で創業者と同じ立場のため、『創業支援』の視点も必要」「事業者が認識している表面的な問題の解決が、必ずしも経営改善の最適解とは限らない。提示された課題を処理する『解決型』の支援にとどまらず、真の課題を見極める『設定型』の支援も必要」「手厚い支援を行った創業者が休業に至った苦い経験から、創業支援は『開業』だけでなく、その先の事業継続などへの支援も必要であると気付いた。創業後をフォローアップする体制が重要」などの声が上がった。
意見交換会は、経営支援の最前線で中小企業などの伴走支援をしている経営指導員から直接、現場の生の声を聞きたいとの小林会頭の発案により2023年12月に初回を実施。今後も適宜開催し、現場の声を丁寧に拾い上げ、経営指導員の伴走支援力向上へ支援を強化するとともに、国や自治体に対して経営支援の重要性などを働き掛けていく。
