奄美大島商工会議所(鹿児島県)は5月12~14日、奄美市内の中学3年生を受け入れる職場体験学習を初めて実施した。同事業は、生徒の職業観や勤労観を育むキャリア教育の一環として行われた。
同所には生徒1人が参加。①「あいさつ」と「マナー」の大切さ②商工会議所の役割③創造する楽しさ――の三つをテーマに、3日間でビジネスマナーの学習や会員事業所への訪問、自ら考えた創業計画書の作成などに取り組んだ。 同所は地域の重点課題として「地域事業者の安定的な事業継続を支える雇用の確保、定着支援」を掲げている。今回の職場体験は、子どもたちが地元の産業を知り、働く場としての魅力を肌で感じる機会の創出につながればと、同所のほか、会員事業所にも協力を呼び掛けた。参加した生徒からは「今回の経験で企業をつくることの大変さや商店街の現状などを学べた。起業するときには、お金のことを考えなければならないと知った」との声が寄せられた。 同所担当者は参加した生徒について「初めての経験、かつ大人に囲まれた環境で非常に強い緊張があったと思うが、適切に立ち回ろうと努力する姿が印象的だった」と振り返った。また、「緊張を乗り越え、最後まで誠実にやり抜いた3日間の経験が、今後の学校生活における自信につながることを願っている。私たち職員一同も、中学生のひたむきな姿勢から多くの刺激を受けた。貴重な3日間となった」と話した。
