各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
前橋商工会議所は、地元野菜を使ったこだわりの漬物をつくる漬物専門店・中川漬物の漬物各種と大正時代に創業したお茶専門店・山都園のお茶、玄米ほうじ茶を販売した。
ショウガの漬物から始まったという中川漬物の今回の一押しは、群馬県産のタケノコを刻みショウガをたっぷり使って漬けためんま。ショウガの風味が効いてご飯にも酒のさかなにも合う一品だ。また「美味しいまえばしコンテスト2017」で準グランプリを受賞した「干しだいこんにんにく醤油漬け」や干しだいこんをナスの葉、柿、リンゴ、昆布、煮干しなどで長期間付けた酸味の強い「たくあん古漬け」をはじめ、水ナス、新タマネギ、オクラなどの漬物、県産の梅を使った梅干しなどがブースに並んだ。
山都園の「糸おうす」は抹茶(薄茶)と同様、新芽の育成期間中に木に覆いをして育てる「覆い下栽培」のかぶせ茶のはねだしで、糸のような形状のお茶。群馬の郷土かるた「上毛かるた」の「け:県都前橋生糸(いと)の市(まち)」の札にちなんで名付けたという。抽出しやすいティーバッグ(テトラナイロンパック)で水出しも可能。繭型ケース付きはお土産にお薦めだ。「ひとめぼれ玄米ほうじ茶」は前橋産ひとめぼれ玄米と三重県産ほうじ茶をブレンドした香り豊かな一品。こちらもティーバッグでアイスでもホットでもおいしいと評判だ。
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