宮崎YEG
全国のYEGでは、地域の特性に応じたさまざまな事業に取り組んでいる。今回は、宮崎YEG(宮崎県)が、2012年から毎年開催している「みやざき産業祭」について紹介する。7回目となる今年は、「日本商工会議所青年部第38回全国大会 日本のひなた みやざき大会」と同日開催した。
2019年3月9、10日に「第7回みやざき産業祭」が開催された。
同産業祭には、宮崎市内外から毎年約3万人の来場者があり、同市でも最大規模のイベントの一つとなっている。このイベントを企画し、運営しているのが、会員数約200人の宮崎YEGである。
宮崎市は人口40万人の街。国指定重要文化財が数多くあり、現在も埋蔵文化財の発掘調査を行っている。
こうした中、宮崎YEGは、平成30年度 前田真吾会長の「結集!連動!躍動!~勇気と情熱が未来のみやざきを創る~」のスローガンを柱に、メンバーの自己研鑽(けんさん)や地域貢献を目的として活動してきた。
同産業祭は、宮崎県内の各種産業や各企業を広く県民に紹介し、販路拡大の一助とすることを目的に2012年から始まったイベント。7回目となる今回も企業のPRブースや製品を作る体験コーナーなどが多数設置されたほか、商談スペースも設けた。中でも、家電量販店とスイーツ店がコラボして洋菓子などを販売するブースが人気を呼び、来場者が一日を通して楽しむことができる内容を提供した。
会場を訪れた宮崎商工会議所の米良充典会頭は開会のあいさつの中で「みやざき産業祭は宮崎の産業発展の一翼を担うイベントになる」と述べ、大きな期待を寄せるコメントを、同YEGメンバーに贈った。
さらに、今回の産業祭は日本YEGの全国大会と同時開催となったことから、全国各地から集まったYEGメンバー約6700人の交流の場にもなり、これまで以上の盛り上がりを見せた。特に、一日目に特設会場で行われた「辛麺早食い大会」には、早食い自慢の各地YEGメンバーが多数出場。出場者は応援団からの熱烈な声援に応えるべく奮闘を見せ、会場は大変な盛り上がりとなった。
二日目は、残念ながら悪天候のため、一部のイベントは中止となったが、来場者は実施できたイベントで大いに楽しんでいた。
宮崎YEG 平成30年度 前田真吾会長からのあいさつ
「今回で7回目となった当産業祭は、『日本商工会議所青年部 第38回全国大会 日本のひなた みやざき大会』と同時開催させていただきました。同大会に参加された約6700人の全国のYEGメンバーにもご来場いただき、当産業祭を通じて、私たちの〝郷土宮崎〟をより知っていただく機会になりました。
宮崎YEGでは、〝日本のひなた〟と呼ばれる郷土宮崎が、未来に向かって文字通り多くの皆さまに愛され、希望と活力に満ちあふれる街であり続けられるように、思いを襷(たすき)に込めて次代へとつないでいきます」
取材・写真撮影:日本商工会議所青年部(日本YEG)総務広報委員会
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