福島商工会議所青年部(福島YEG)は3月24日、JR福島駅東口で、若者がまちへの要望を述べる「若者の主張㏌福島」を開催した。同イベントは、福島市出身の作曲家で1964年に「オリンピックマーチ」を作曲した古関裕而(こせきゆうじ、1909~89年)と妻金子(きんこ)をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説「エール」の来春放送決定を受け、地域を盛り上げようと実施したもの。これを機に若者が声を上げてまちを動かす文化の創出を目指す。
当日は、県内の小学生から大学生まで9組が参加。ふくしま古関楽団2020トランペット隊によるオリンピックファンファーレで始まり、若者らは「古関裕而の名を冠した作曲コンクールを開いて」「まちの魅力を学生に伝えるPRイベントが必要」「高校生と中学生が交流できる場がほしい」など意見を述べた。聞き役には福島青年会議所理事長や県議、市議らが参加し、発表一つ一つにコメントした。
同YEGは2014年に〝朝ドラ〟実現を目指して署名活動を開始、16年に金子の出身地、愛知県豊橋市の豊橋商工会議所青年部とも連携しNHKへ要望してきた。この日は同イベントに先立ち、両所で放送決定の報告会も開催した。
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