真の姿を見るために必要
簿記の仕組みを初めて見た時は「なぜ、こんなことをするのだろう」と思っていました。学ぶきっかけは「稲盛和夫の実学」を読んだことです。
経営者である稲盛さんが、「採算の向上」、「ダブルチェック」、さらには「資産か費用か」など簿記に直接関わる内容まで、驚くほど詳しく述べておられます。
私はこの本から「会社の真の姿」、つまり実態が分からなければ、経営は怖くてできない、ということを学びました。人間で言えば、朝起きた時の「気分」だけではなく、体温を測らなければ正確な健康状態は分からないですよね。大切なことは、実態をいかに正しく表すか、です。
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