1976年、兵庫県生まれ。公認会計士・税理士。160万部突破の『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』をはじめ、『女子大生会計士の事件簿』シリーズなど会計関連の著書多数。2011年、芸能界専門で会計・税務支援を行う一般財団法人芸能文化会計財団理事長に就任。
「今」を理解するために必要
大学で日本史を専攻する傍ら、予備校で現代文や古典を教えていました。卒業してから、簿記をはじめ会計や法律、経営の勉強を始めて、公認会計士の試験に合格しました。
簿記は、数字が出てくるので数学のイメージがあるかもしれませんが、むしろ歴史に近いと思います。資本と負債を足したものが資産であり、そこから費用を賄い、収益を生んで資本を蓄積するという流れは、因果関係がつながったものであり、これは歴史の作業と同じです。今の世の中を理解するためには歴史を知る必要があるように、現代の経済を知るためには簿記を学ぶ必要があります。
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