茨木市は人口28万人、面積76・49㎢で大阪府の北部に位置し、緑豊かな自然に恵まれ、先人から受け継いだ歴史と文化を守り続ける産業住宅都市です。
歴史上、最後の茨木城主として、昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」でおなじみの片桐且元が茨木を治め、北部には隠れキリシタンの郷が存在しました。歴史の教科書で一度は見たことのある聖フランシスコザビエル画像やマリア十五玄義図は茨木で発見されたものです。
また当所の会員に茨木カンツリー倶楽部という全国的にも有名なゴルフ場があります。大阪で最初に作られ、日本で2番目に社団法人格を持ち、日本オープンゴルフ選手権が女子を含め6度開催された名門ゴルフ場です。当所は、その歴史と伝統ある同倶楽部で毎年会員ゴルフ大会を開催し、例年80名を超える参加会員に楽しんでもらっています。
当社は、昭和46(1971)年に設立いたしました。大手ハウスメーカーの住宅建材の加工をメインに、全国11事業部27工場で展開しています。「太陽光のゴウダ」のCMで関西を中心に認知度も高く、住宅用太陽光発電システムの施工実績は関西ナンバーワンとなりました。現在は太陽光発電でつくった電気を蓄電池で貯めて使う、エネルギーと環境に配慮したスマートハウスや住まいのリノベーション事業も展開しています。
私は約20年前に当所の常議員に就任して以来、総務委員会、会員増強委員会をはじめ数々のプロジェクトに委員長として携わり、4年前に第10代会頭に選任されました。会頭就任後は会員数を1700から2000に増強し、一方では、会議所会館を立命館大学の大学キャンパスの中に移転・開設したことが日本初の事例として高い関心を集め、現在では産官学の連携拠点となっています。
まちづくりの面では当市最大イベント「茨木フェスティバル」において、当所・市役所・観光協会・青年会議所で主催協会を組織し、私が協会会長として陣頭指揮にあたっています。44年の歴史をもつ本イベントの企画委員会には大学生にも積極的に参加してもらい、今では来場者が、のべ20万人超のイベントに成長しました。
創立70周年を控え、当所は今後も第二名神高速道路、安威川ダム、JR新駅など大型建設プロジェクトに対応し、駅前開発整備などJR新快速の茨木駅停車を視野に入れた中心市街地のまちづくりを進めていきます。
最新号を紙面で読める!