津商工会議所(三重県)と同所労務対策協議会は7月14日、津市内の御殿場海岸海水浴場で同所会員を対象とした「たて干し大会」を開催した。同イベントは、会員企業間の交流や事業主と従業員との親睦を図ることを目的に、毎年開催している恒例行事だ。今年は72事業所から大人・子ども合わせて411人が参加した。
「たて干し」とは、遠浅の海にさおを立てて網を張り、網の中に放された魚を素手でつかみ取りする浜遊び。もとは干潮時に網の中に残された魚を取る漁法だが、地元では古くから市民の夏のレクリエーションとして楽しまれている。
当日は曇天だったものの、午前9時頃から参加者が続々と集合。大会が始まるとまず子どもたちが海へ駆け出した。大人たちもそれに続き、大物を狙って奮闘。ハマチ、タイ、アジなど全部で約1400匹の魚を捕まえ、参加者全員が楽しんだ。
捕った魚の大きさを競う「魚大物大会」も実施され、優勝者は68・5センチメートル、2位は68センチメートル、3位は67センチメートルのいずれもハマチを捕って表彰された。同所は「年に一度の親睦の機会。今後も継続したい」と話している。
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