塩釜商工会議所(宮城県)はこのほど、塩釜の歴史や文化などの地域資源を生かした「塩釜グッズ」の第6弾としてオリジナル扇子を発売した。
素材は絹と竹で、竹製の骨部分に、塩竃神社博物館所蔵の江戸期の絵図「塩竈富山(しおがまとみやま)図巻」から、塩竃神社周辺を抜粋してレーザー加工で描いた。「鹽竈(しおがま)神社之圖(のず)」の文字も入れ、風格あるデザインとなっている。
これまでも「がんばっぺ!塩釜シール」や「塩釜バッチ」「御座船チョロQ」などさまざまなオリジナル商品を開発してきた同所の「塩釜みなとブランド推進委員会」。復旧、復興に続く次のステップは「真の地方創生」にあると考えている同所は、地域資源の掘り起こしによって地域全体をブランド化する必要性に重きを置き、今回の高級扇子製作を決めた。単なる土産品に終わらせず、企業間の贈答品や外国人客への土産品としても活用できるよう、品質にこだわった。同時期に発売した、塩竃神社の流鏑馬(やぶさめ)神事やみなと祭前夜祭花火の写真を使った第7弾のストラップも好評で、会員事業所にて販売中。同所は、会員商店で販売する新しい地域の商業振興事業の一つとして注力している。
扇子は携帯袋付き、桐箱入り。限定100本。販売窓口は同所。☎022(367)5111
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