因島商工会議所(広島県)は昨年12月、尾道市因島の新ご当地グルメ、「因島村上海賊焼き」をお披露目した。因島村上海賊焼きは具材にタコとうどんを使った海鮮お好み焼き。名称は、中世に瀬戸内海で活動した水軍で、平成28年に日本遺産に認定された「村上海賊」にちなむ。日本遺産と食を結び付けることで地域振興を図ろうと同所や市、因島観光協会などでつくる村上海賊因島振興協議会が企画。同月12日、因島の13店で販売開始した。
因島ではもともと「因島焼き(通称いんおこ)」と呼ばれるうどんを使ったお好み焼きが人気。海賊焼きは、これをベースに村上海賊が出陣の際食べたというタコと他の海鮮1種類以上を加え、因島村上氏の家紋「㊤」の旗を立てる。味付けは各店が個性を見せる。
同日11日に行われた試食会では参加店から3店が自慢の海賊焼きを披露。参加者からは「タコの歯ごたえが良い」「インスタ映えする」などの声が挙がり、販売開始後の評判も上々だ。同所は今後も海賊焼き取扱店の増加と普及を目指しPRしていく。食べ歩きスタンプラリーも検討中だ。
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